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粗大ゴミという考え方がない(シカゴの場合)

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シカゴには粗大ゴミという考え方がない!

<粗大ゴミ>がお金を払って捨てるものだとは、来日するまで知りませんでした。シカゴだけでなく、アメリカではゴミ廃棄チケットを買って廃棄するシステムはありません。
というよりも、プラスチック、紙類、電気製品、家具など種類に分けるシステムがありません。 

地域ごとの「ゴミ捨て場」というのもシカゴでは決まっていません。 自分の家の前に出しておくだけです。

ゴミ出しは週1回だけで、シカゴは風が強いので、ゴミ箱は丸いタイプは避けた方がいいです。丸いタイプのゴミ箱は転がったり、交通の妨げになって注意されてしまいます。(笑)1度に回収する量はとても多く、積み込む車は巨大です。 

家具など大きいものも気にせず、ポイポイそのまま出します。
学生寮やアパートなど集合住宅の場合は、誰がそのゴミを出したか、特定もむずかしいので分別せずに、いっしょくたに出している人はたくさんいました。それを巨大な回収車がいっぺんに回収するわけです。

基本的にアメリカの分別 方法は2つだけ。「普通のゴミ」と「リサイクルのゴミ」だけです。理由はいくつか考えられます。

◆ゴミ処理方法が違う
日本では普通のゴミを焼却処理しますが、アメリカではそのまま埋めます。アメリカの土地が広いからです。 焼却する場合は、有害ガスなどの問題があるので、分けなければなりませんが埋めるなら関係ありません。

◆貧困支援プログラムがさかんだから
街中に“リサイクルボックス”があります。使えそうな不用品を回収し、救世軍やグッドウィルなどに提供され、きれいにされて修理されバザーで売られ、売上金は活用されます。

◆リサイクルショップを利用する人が多い
電気製品や不要な家具をリサイクル業者に売ります。中古品を買う人の需要が日本よりずっと多くあります。