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アメリカ版 中学のお弁当について 

食生活
About School lunch in the U.S.A.
アメリカ式お弁当について

brown bag


アメリカには、日本と同じような学校給食はありません。
給食といってよいのが、学食(カフェテリア)のセットランチです。

安い値段で食べられ、メイン、付け合わせ野菜、デザート、飲み物が何種類かあり、好きな物を選びます。
3-4種類程度ですが、一応選ぶ自由があるということです。

セットメニューには、野菜や果物も用意されています。
ですが、現実的には野菜に手をつけずに、まるまる残す子供が多いです。

日本では大量に食べ残しても叱られないのは、体調不良か、食物アレルギーがある場合だけです。
アメリカの子供は好きなものだけとり、平気で大量に残しします。
日本的価値観から言えば、とてもマナーが悪いということになります。

学食ランチを選ばずに、お弁当を持ってくる子もいます。
日によって学食ランチを注文するか、お弁当を持ってくるか、その都度選ぶことができます。

アメリカ人の子供のお弁当はいたって簡単です。
ツナやハムか、ピーナツバターやジャムなどを2枚のパンに挟むだけ。
これを ブラウン・バッグという、縦23センチ、横13センチくらいの茶色い袋に入れて学校に持っていきます。
日本人のお母さんや、女子生徒のように、惣菜を少しずつ盛り合わせ、食材をカワイく切ったりする人はいません。


栄養バランスを考えて、生野菜スティックやバナナかリンゴなど果物も持ってくるのはいい方です。
サンドイッチでは足りないからといって、お菓子やポテトチップスを持ってきて、お昼に食べる子供もざらです。

飲み物は、小学生は牛乳か、フルーツジュース、中学生や高校生は、コーラなどの炭酸飲料を飲みます。

生徒に押しつけをしないのはいいですが、健康や味覚の発達に影響をおよぼすことを考えると、改善の余地ありだと思います。